第52回浦安大家塾を開催しました!_2017年7月1日
今回は、
マネーコンサルタントが語る、欧州流、資産承継の考え方!
・次世代まで資産を減らさずに承継する方法
・世界の富裕層が行っていること 他
というテーマで開催しました。
「最近、不動産だけに偏った考えになってしまっている・・・」 | |
「富裕層が実行している資産の増やし方を学びたい!」 | |
「富裕層のお金に対する考え方に触れてみたい!」 | |
「不動産を軸にした資産の増やし方を再構築したい!」 |
という疑問点等にある程度回答できた回になったかと思います。
前半は、私の方で、「信金攻略法」についてお話しました。
攻略法、といってしまうと、おこがましいのですが、要は、信用金庫との関係の作り方についてです。
冒頭の「今月の一冊」のコーナーで、今回は、菅井さんの「読むだけでお金の増やし方が身につく 京都かけだし信金マンの事件簿 」を紹介したのですが、これがまさに、信用金庫を理解するのにうってつけの本と思いました。
また、ある大家さんの事例として、ひょんなことから信金の支店長さんとのつながりができ、そのままとんとん拍子に物件購入資金融資まで獲得した、という事例をあわせてご紹介しました。
私は、信金だけでなく、地銀でもそうなのですが、まずは口座を開き、次に、少額の融資(たとえばリフォーム資金融資など)をしてもらいながら、徐々に金融機関と関係を作っていく方法をオススメしています。
もちろん、いきなり物件の購入資金融資が受けられればそれに越したことはありません。
しかし、いきなり銀行を訪問して、「5000万円融資してください!」「1億円貸してください!」というのは、金融機関からしたらかなりの非常識。
「なぜうちの銀行に来てくれたのですか?」
という営業マンの質問に対し、
「いえいえ、御行に口座がありますし、実際に過去に融資いただいているので、今回の物件購入にあたっては、御行にまずはご相談をと・・・。」
と回答できるのが、相当にスマートな応対法だと考えます。
都銀はもちろん、地銀も、まだ取引がない状況、また、規模が小さい中ではなかなかハードルが高いものです。
そんなとき、力になってくれやすいのが、信金と言われています。
大きな金融機関では相手にされないような案件でも、親身になってくれる金融機関・・・。それが信金さんなんですね。
また、給与の振込先や少額融資の毎月の返済など、コツコツとした努力を認めてくれやすい金融機関でもあります。
このような信金さんを味方につけない手はありませんよね。
そのような信金さんとの関係の作り方や、「実質金利」という金融機関の考え方などについてもご紹介しました。
続いて、第二部では、マネーコンサルタントの、「小屋」さんにご登壇いただきました。
小屋さんは、もともと不動産業界におられたのですが、株式投資が好きだったこともあり、今は、マネーコンサルタント業務をサービスとして提供されています。
小屋さんには、欧米の富裕層が実践している、お金の残し方・増やし方の根底にある考え方について、解説いただきました。
受講者の感想をご覧いただければ分かる通り、大切なのは、分散投資とかそういった小手先のテクニックではなく、そもそもの、資産をどのように引き継ぐか、もっと言えば、家族の幸せとは何か、ということを突き詰めて考えているか?といったことを教えていただきました。
また、ものすごく印象に残ったのは、欧米の富裕層の富の引き継ぎ方、です。
日本では、例えば、資産が1億円あって、引き継ぐべき子供が二人であれば、それぞれに5千万円ずつ残せればいいか、となりますよね。
そうではなく、「それぞれに」1億円ずつ残さなければ、意味がない、という考え方だというのですから、驚きです。
確かに、前者だと、富がどんどん減っていき、最後にはなくなってしまう、というマイナスのスパイラル。
まさに、相続3回で、財産はなくなる、という言葉そのままです。
ところが、後者の考え方だと、少なくとも、資産は維持されますものね。
まだまだ自分の規模では、どのように資産を引き継ぐか、ということを考えるレベルではありませんが、それでも、「そもそも何のために不動産投資をしているのか?」「家族の幸せとは何か?」という根本的な問題には、常に向き合っていきたいと思いました!
「今月の一冊」のコーナーでは、菅井さんの「読むだけでお金の増やし方が身につく 京都かけだし信金マンの事件簿 」をご紹介しました。
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京都の信用金庫で働く営業マンを主人公にした金融小説ですが、これがおもしろい。
メガバンク支店長を経験された菅井さんの小説だけあって、かなり生々しく、信用金庫の内部事情が伝わってきます。
信金さんに営業に行く前に、まずは一読しておきたい一冊です。
単純に小説としてもおもしろく、一気に読めます。
第52回
浦安大家塾 受講者の声
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■ファミリーの幸せ、生き方、生きがいを考えさせられた!
(埼玉県さいたま市 S.A 様)
いつも谷本さんの最初のお話しを楽しみにしています。 本の紹介、信金の事、とても興味深く思いました。 この夏、新しく西武信金に行ってみます。 「欧米流資産承継の考え方」は基本に戻って自分の資産を考え、 どう社会貢献するか、どう分散するか、とてもためになる内容でした。 自分たちファミリーの幸せ、生き方、生きがいを、 改めて考える事が必要だと痛感しました。 お金はあっても時間がない(休みがなかなか取れない)主人の働き方の現状と、 幸福感の関係など色々と考えさせられました。 グローバルな話で良かったです。 不動産に片寄らないように研究が必要だと思いました。 ありがとうございました。 | |
■新しい考え方を知る機会に感謝!
(大田区 Y.O 様)
今回の欧米流の資産承継の考え方というテーマを取り上げて頂き感謝してます。 何のきっかけもなく、こういう切り口で考える事はまずないからです。 一族一人当たりの実質純資産の維持という考え方と、 どのように実践するかは決して簡単ではないと思いますが、 少なくとも親族でこういう話ができる場を持てるようにしていくことが、 自分の役割だと自覚いたしました。 この機会を与えていただいたことに感謝します。 | |
■融資だけじゃなく信用を積み上げる!
(神奈川県横浜市 K.A 様)
今日の一冊について、前回も話を聞いて購入しました。 今日は信用金庫と今後の取引について考えていたので、 融資だけに限らず信用を積み上げるという考え方はとても参考になりました。 信用金庫なくして長期的な成長は見込めない点は同感です。 資産の承継については、子供の教育まで考えている点は、 とても気持ち同じく思いました。 ありがとうございました。 | |
■自分がもしいなかったらを考えさせられた!
(千葉県千葉市 S.M 様)
今日は不動産の勉強でもあり、 今後の事業をどうしていくのかという大きなテーマでしたので、 いろいろと考えさせられる内容でした。 私はまだ大家業の経験が浅く、目先の事しか頭にありませんでしたが、 自分がもしいなくなったら(家族はどうなるのか)事業はどうなるのか? と非常に心配になりました。 今日の講義をもっとしっかり考えながら、 プロに相談しながらやっていく必要性を感じました。 | |
■ミクロではなくマクロで考える!
(埼玉県志木市 I.H 様)
今回も第1部、第2部共に大変充実しており、大変参考になりました。 第1部の谷本様のお話しでは、 保証協会付きの融資について興味を持ち、 深堀りしてみたいと思いました。 第2部では、いつもミクロ的な面でのみしか考えておらず、 マクロ的に考える事が大切だと考えました。 | |
■子供が自分のビジネスや夢に使えていけたら良いな
(千葉県松戸市 I.S 様)
心配していた話題がテーマだったので参加させていただきました。 承継、子が1人、しかも女子なので、マイナスのイメージでいましたが、 子が資産を使って自分のビジネスや夢に使えていけたらいいなと思いました。 社会貢献は忘れがちな視点でした。 そこまで含めての承継なら資産に対して悪い印象をもつ必要はないと思いました。 | |
■マネジメントと事業の承継の重要性が分かった!
(世田谷区 H.O 様)
大変勉強になりました。 不動産以外の運用、資産の分散について検討したいと考えておりましたので、 よい機会となりました。 またマネジメントの重要性、事業継承についての重要性もよく理解できました。 ありがとうございました。 | |
■情状は絶えず変化する!
(神奈川県川崎市 T.N 様)
事業承継が課題なので、とても参考になった。 情状は絶えず変化する事を感じました。 | |
■子供への承継を考える契機になった!
(文京区 T.T 様)
事業の継続について考える契機になった。 子供への承継など考えて参りたい。 | |
■不動産だけではない考え方が必要!
(千葉県佐倉市 M.A 様)
今回の内容は今まで受けたセミナーとは異なっていたので、 非常に勉強になりました。 不動産のみではなく、広い視点で進めていく必要があると感じました。 | |